大勢の中に居ても落ち着かない、
ひとりになっても落ち着かない、
何もないと落ち着かない、
用事をしていても落ち着かない。
何かが足らない満足しない。
どうしてそうなるのでしょうか?
これは環境に問題があるのではありません。
ご本人のパーソナリティの根っこにその問題が隠れています。
繋がっていない恐れの心性から起こっています。
『この世に生まれて、ここに居て良い』とする感覚がしっかりありますか?
脳は恐れを打ち消そうとつながるものを探して彷徨います。
現代人は家族や仕事にその価値を求めていく人が大変多いと言います。
そうした行動を望む一方で人が煩わしく、
一人で出来ること(食べる、携帯、ゲーム、趣味、読書、買い物など)を、
沢山好むようになっていきます。
そうした打ち消し行動は休養の意味はなく反復強迫になっていて、
ジャンキー化していることが多いのです。
人間の感覚機能は生きる意味を見いだせないとき、
すぐ暴れ出すものと知ってください。
人から自尊心を奪い、
本当に必要なものからドンドン遠ざかる行動を取らせ、
その人から素敵な笑顔を奪い、人とのつながりを希薄にさせます。
もしエンドレスな状態なら、
『不完全なパーソナリティでもここに居て良いのだ』と、
自己を一度しっかり諭しなおすグラウンディングが必要です。
アーユルヴェティックライフの鉄則①人生は自分を知るための貴重な時間
日常の動作を良く観察し、
洞察力を高めて自分らしからぬ行動は捨てていきましょう。
身体で覚えるグラウンディングをご紹介します。
ものすごく簡単です。
人は恐怖感覚に陥ると、
身体では下半身から力が抜け、肩が上がり首を守ろうとする姿勢に入ります。
腰が抜ける状態や恐怖のあまり尿失禁を起こすのは人間の本能です。
これを逆手にとった動作をしてみましょう!
一番簡単なものは腹腰と肛門部と下肢に力を入れ(膝を曲げて重心を落とす)、
肩を回して両腕をストンと落とし緊張を抜きます。
首回しを軽くして深呼吸で胸部を広げて仕上げます。
酸欠を解きストレスの軽減になります。
グラウンディングは地に足をつけて現実を生きる意味を、
持ち直すきっかけになります。
動きの属性(ヴァータ性)を鎮めてくれます。
過剰なヴァータ性が鎮まり冷静になると、
頭が冴えて背負っていたものを整理する勇気が生まれます。
『この世に、この地に、しっかりと繋がり直す』グラウンディングを利用して、
あなたらしさを取り戻してください。
アーユルヴェティックライフの鉄則②心性を良く理解して頭を賢くする
次回は自尊心とスキンシップの関係です。
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