前回の続きです。
今も、
枯れ枝を集めるところから食事づくりが始まる生活、
蒔きを割ってオーブンを活用する生活、
土釜で食事をつくる生活圏があります。
その国の人から比べれば、
スイッチ一つで料理が作れる私たちの環境は、
もっと心がのんびりしていてもいいはずです。
なのに、
あちらの生活圏の人のほうが心が明るくのんびりと暮らしている事実があります。
どうして日本人って忙しく動くんだろうと思って色々考えてました。
頭ではゆっくりやろうと思っているのに、
心のどこかでそれをヨシと出来ないもどかしさがあるようです。
そのお悩みに応えます。
すぐ終わる・早く結果を求める考え方と、
キチンとしておかないといけないという考えがありますか?
おそらく規範意識によるものではないでしょうか。
検閲するちからがあまりに強く、
自分がゆっくり動くこと、生活することを心の底では許せません。
この心理作用は改善できます。
子どもの頃に身につけた環境ってすごい影響力を持ってます。
こういうときはこうあるべきよと教えられ、
その作法を重んじるあまり、
作法をどんなことがあっても守らなくちゃいけないと思って、
だんだんそれに迫害を受けるようになります。
子どもの頃の印象は心に強く刻まれます。
最も優れていることだと思ってしまうからです。
明るい心で楽しい暮らしを送るには、
基本に少しずつ手を加えて自分流儀に変えていかないとね。
守離破。
あなたらしい流儀・作法に変化をさせていくから楽しいのです。
ちょっと想像してみてください。
A、
コップはキチンと扱わなければならない
使ったコップを早く片付けよう
さっさと終わらせよう
B、
コップは大切に扱おう
使ったコップは丁寧に洗って仕舞おう
ゆっくり落ち着いて済まよう
二つの文章を読んで、心の響き方に違いが起こりませんか?
Aは忙しい感じがしませんか?
Bのほうが優しい時間が流れているように感じませんか?
わたしたちの暮らしの豊かさや幸せ感は、
言葉の使い方と心持ちが分けています。
幸せづくりとは、
どんな心で、
どんなふうに携わるかのほうがずっと重要なのです。
今日のお話しは、あるクライアントとの会話です。
ご本人の了承を得て、
『チャカチャカ暮らしをやめる』のキーワードを頂きました。
もっとゆっくり、
自分らしく物事に携わって、
自分流の作法を作って暮らしていくほうが、
わたしたちはずっとずっと幸せです。
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