現在の心理学と形而上学的な真理をつなげていくと
「人として生きていることに価値があること」に気づかされます
心理学で自分の人格の土台になるものは
昨日題材にした対象恒常性です
自分がいつも養育者に愛され見守られている肯定感があれば
情緒不安定にならず自己アイデンティティを確立し
成長していけると解釈されています
そして形而上学(精神世界)や哲学や宗教では
己(エゴ)を片時も離れず見続けている存在を心の奥深くにあると感じ
親愛なる想いで信仰し己(エゴ)を浄めて精進することを教えています
(この存在を神道では「魂・神性・霊性」と呼び仏教では仏性と呼んでいます)
見守るものと 見守られるものの関係です
どちらも情緒不安定を引き起こす恐怖心を鎮め 見守られながら成長し
心の平穏(精神)を持てるようにすることです
つまり心理から真理へとつなげていけるのです
一度確立した自己アイデンティティを
今度は利他主義的な精神を持つ為に崩していくのです
個人主義を学び後に全体主義への回帰で人生を終える
より深く人や世界と関わり合い幸せを味わう為に
心理と真理をつなげていくのです
精神年齢の成熟は長い時間と経験と学習を要しますが
一回生起の人生を味わうのに利己主義だけで終わってしまうのは
残念な気がします
利己主義は損得勘定に根付いているのに大事なところで損してます
(だから利己主義は精神年齢が未熟と言われるのですが、、、)
心理と真理をつなげることに価値はあります
大人になったら経験という寄り道も悪くないと思います
人生の味わいは 真っ直ぐなレールを走ることだけではないと想います
自分に生まれた意味はどこかに見失われているような気さえします
命の輝きは寄り道の最中で奮闘しながら
自分しか味わえない喜怒哀楽を感じとった時増す気がします